キャプテン・アメリカはヒーローとしての名前で、本名はスティーブ・ロジャース (Steven Rogers)。 通称では「キャプテン・ロジャース (Captain Rogers)」や、略称で「キャップ (Cap)」とも呼称される。 他に通り名としては「自由の番人 (The Sentinel of Liberty)」、「星条旗のアベンジャー (Star-Spangled Avenger)」、「第二次世界大戦の生ける伝説 (The Living Legend of World War II)」、マスク側頭部の装飾から「ウイングヘッド (Winghead)」など。 1918年7月4日生まれのかに座、出生地はニューヨーク市マンハッタン区ローワー・イースト・サイド。 ジョセフと母・サラはアイルランドからの移民である。 軍の徴兵基準を満たせない程貧弱な体だったが、ナチズムへの義憤と愛国心に駆られ1941年に軍の「超人兵士計画」に志願。 人間を超人兵士に生まれ変わらせる特殊な血清を創ったアースキン博士がナチスの工作員に暗殺され、血清の正確な精製方法はアースキン博士の頭の中にしかなく、スティーブのみが当時のアメリカの超人兵士「キャプテン・アメリカ」となった。 戦後この血清の副作用でスティーブは死亡しかけた事もある。 そのネーミングとコスチュームの外観から単純な「愛国者」と誤解されがちだが、彼が忠誠を誓うのはあくまでアメリカの「自由・平等・博愛」の三原則とそこに生きる人々にであり、 アメリカ政府がその道に反すれば幾度となく対立してきた。また戦時下に敵対したドイツ軍や日本軍に対しても敵と割り切っていた訳ではなく、敵軍にも尊敬できる人々は沢山いたと、そうなってしまった状況自体を悲観していた。 作者・読者個々の政治感によってキャラクター感が変化・投影されやすいキャラクターである。